歯科・口腔外科領域感染症
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目的
成人歯科・口腔外科領域感染症患者より分離された原因菌に対する各種抗菌薬の感受性を測定し、患者背景別、地域別の分離菌分布及び感受性推移を経年的に検討する。
対象疾患
第I群 歯周組織炎(歯槽骨炎、歯槽骨膜炎、歯周囲膿瘍)
第II群 歯冠周囲炎(智歯周囲炎)
第III群 顎炎(顎骨骨髄炎、顎骨骨炎、顎骨周囲炎)
第IV群 顎骨周辺の蜂巣炎
*閉塞膿瘍を形成し原因菌の確定が可能である症例。
収集菌種
以下の5菌種に限定する。
Streptococcus spp.
嫌気性グラム陽性球菌
Prevotella spp.
Fusobacterium spp.
Porphyromonas spp.
分離材料
各疾患の閉塞膿瘍から穿刺吸引にて検体を採取し、9-MR85変法シードチューブに封入後密栓する。
*同一患者からの検体採取は原則1回とする。
調査薬剤(30薬剤)
ペニシリン系薬
経口:ABPC、AMPC、AMPC/CVA
注射:SBT/ABPC、PIPC、TAZ/PIPC
セフェム系薬
経口:CCL、CFDN、CFPN、CDTR
注射:CMZ、CTRX、CZOP、CFPM、FMOX
カルバペネム系薬
注射:IPM、PAPM、MEPM、BIPM、DRPM
ペネム系
経口:FRPM
マクロライド系薬
経口:CAM、AZM
キノロン系薬
経口:LVFX、TFLX、MFLX、GRNX、STFX
その他
経口:MNZ
注射:CLDM